推しとの思い出とか色んな事

推しくんを追いかけていて得た事、感じた事とかを書く。

推しに対して一度もやった事がないこと。

私はとある若手舞台俳優さんを数年間推し続けている。

とにかくお金を落とさないと気が済まなくて、基本的に本番期間中は全通しようとする。けど結局仕事の都合とかで全通は出来ないから、全日程の7割くらいは最低でも通う事にしてる。現場ごとに手紙も書いて、プレも入れる。そこまで高価なものではないけど、安っぽくないブランドものの服とかアクセとか。推しくんがホストちゃんに出演していた時は毎年太客になるくらいはお金を落としてた(トータルで何百万使っただろう、考えたくない)

 

比較的金を落としてる方のファンだと自負してはいるけど、現場では大人しくしているし特別目立つ服装やヘアメもしない(勿論綺麗めな格好はしてはいるつもり)。推しくんから直接的なファンサを貰ったり求めたりすることもないから同担から反感を買うことはないし、顔も割れてないはず。多分。良くも悪くも目立つ同担が結構いるから、きっと私の存在は薄いし敵視される事はこれからもないと思ってる。

一応推しくんからは認知されてて、カテコで目線貰ったり手を振って貰えたりはするけど、比較的どのファンも平等に扱う子だから特別扱いを受けたと思った事は一度もない。そんな子だからこそ大好きだし、私も安心して現場に通える。

 

私が彼にお金を使うのは、私の事を好きになってもらいたいとか私信がほしいとか、そういう気持ちからではなく、彼の為にお金を使っていないと私が落ち着かなくなってしまうから。いくら手紙で彼への気持ちを綴ったって、それは彼のギャラに反映されるわけではない。

何か直接的に彼の為になる事をしたい。彼の力になりたい。

客である私が出来ることと言ったら、客として彼に対してありったけのお金を支払う事、それに尽きると思っている。私の人生を豊かにしてくれた彼に対して、伝えきれないこの気持ちをお金に変えて渡したい。

そうやって私は喜んで自分の給料を全て彼に注ぎ込んでしまう。チケットやグッズを買ったからってその分が彼のギャラに還元されるか分からないのに。プレだってもしかしたら迷惑に思ってるかもしれないのに。

だとしても、私は自分の気持ちを落ち着かせる為に持っているだけのお金を使ってしまう。ああ、朝起きたら石油王になっていればいいのに。

 

そんな私だけど、まだ一度も彼に対してやった事のないことがある。

それは、「お花を送る」ということ。

 

出演お祝いとして劇場ロビーに綺麗に飾られている花。どれも個性的で「私もやってみたい…!」と思ってはいるのだけど、一体どこのお店にどうやって注文すればいいのか…そもそもオーダーはネットで済ませればいいのか、直接お花屋さんに行って伝えるのがいいのか、やり方が見当もつかない。多分私が難しく考えすぎてるだけで、きっとやってみたらとても簡単なんだと思うけど。

推しくんへ贈られる花は、どれも物凄く凝っていて、メッセージボードひとつにしてもとても綺麗。お花初心者の私が太刀打ちできるとは到底思えないくらい毎回素敵なものばかり。

結局それに圧倒されて尻込みしてしまい、私は未だに一度も出せずにいる。

フラスタだけでなく、アレンジメントも凄く気合いの入ったものばかりで…

そもそも、どういうデザインにしたいとか、カラーはどうするとか、考えれば考えるほど路頭に迷ってしまう。その舞台での推しくんのイメージに合うようにしたくても絶対他の人と被るし、じゃあデザインで人と違う事をしようとしても良い案が思い浮かばないし。一人で悶々と考えた結果途中で投げやりになって、「お花に回す分プレに積めばいっか」とか「その分チケ買い足せばいっか」とか思って頓挫してしまう。一度思い切って出してみたらいいんだろうけど、他の同担に馬鹿にされそうでなかなかフットワークが重くなってしまって。(どうにも推しくんのファンはマウントを取りたがる人が多くて嫌だなーと思う)

 

いつか私も、センスの良いお花を推しくんに贈ってあげたい。

 

現場が決まる度に毎回お花を発注しているファンの方はすごいなあって、いつも思ってます。

お花の出し方詳しく教えてほしい……