推しとの思い出とか色んな事

推しくんを追いかけていて得た事、感じた事とかを書く。

不安。

突然不安になる時がある。

 

私は推しにとって良い客でいれているだろうか。

迷惑ではないだろうか。

 

ちゃんとチケットを買って劇場に通っている以上、悪い客でない事は間違いないと思う。きちんとお金を落としているという点では間違いなく、良い方の客だとは思う。

だけど、ふとした時に突然不安になってしまう。

私の書く手紙は、彼にとって迷惑じゃないだろうか。プレゼントも嫌な顔して受け取ってないだろうか。「この人また来たのか…」って、思われてないだろうか。

 

私は推しと繋がりたいなんてこれっぽっちも思わない。

「俺のお客さんみんな良い人ばかりなんだよね」って言ってもらえるようなファンの一員になりたい。ただその一心で私は劇場に通ってきた。

ほんの僅かでいい、私がいる事によって彼に喜んでもらえるようなそんな存在になりたい。

「いてもいなくてもどうでもいい人」にはなりたくない。

 

これって、とても厚かましい事だと思う。客はただ大人しく舞台を見に来ればいいのだ。好きな役者が舞台に立つ姿を見に来られればそれが十分幸せな事であり、そもそもの目的はそれなのであって、そこ以上を求め始めると際限が無くなってしまうのだから。

私のこの自分勝手な気持ちは、ガチ恋よりも質が悪い。

「優良な客」を目指していながら、とても厄介な気持ちを彼に対して抱き続けているんだから。

恋でもない、憧れでもない、勝手に彼に対して親しみを持ってさも身内のように近い距離で考えてしまう私のこの浅はかな気持ちを何とかしたい。

 

結局またプレゼントを買ってしまった。気に入ってくれるかは分からない。

どうか売りに出してお金に変えてくれ。捨てられるよりよっぽどいい。そっちの方が彼の為になれている気がする。

 

「あなたの為」

そんな自分の汚いエゴは、絶対に相手に押し付けてはいけない。

 

せめてもの距離感を保ちながら、私はいつもあなたの事を不安定な気持ちで眺めています。

私の存在は、あなたの重荷になっていないでしょうか。

プレゼントも手紙も全て私の自己満足なんです。だからどうか重く受け止めないでほしい。

 

 

何故自分と彼との距離を勝手に縮めて考えてしまうんだろう。手の届かない位置にいる人だからこんなに大好きで、そんな人だからずっと応援していこうと思っていたのに。

認知された瞬間から、私の純粋な気持ちが歪んでしまった。

私は彼の友達じゃない、家族じゃあない。ただの他人。そんな私が彼に何かしてあげようだなんて、そんな浅ましい事を考えてしまうのが間違ってる。

 

SNSは怖い。彼の言葉、彼の写真がいつでもすぐに私の手元に届いてしまうのだから。

プレゼントを付けてくれていたら認められた気がして嬉しくなってしまう、付けてくれなかったら彼の好みを理解出来ていない事に反省してしまう、疲れたような言葉を聞けばすぐに心配になってしまう、何日も更新されないといてもたってもいられなくなってくる。

 

私はただ、ステージに立つキラキラした彼の事が大好きなだけなのに。

 

推しくん、お願いだから私の心の平穏の為にSNSを更新しないで。

あなたの言葉一つで私はこんなにも気持ちが浮き沈みしてしまう。

 

 

 

こうやってたまに一人で勝手に落ちる事はあるけど、推しくんの現場に行けば一瞬で元気になるから私は単純な人間だ。

落ち込んだ気持ちは絶対に推しくんには伝えないし(当たり前だ)、「楽しい」「嬉しい」「ありがとう」、プラスの気持ちだけをいっぱい詰め込んで伝えたい。

 

受け取ってほしい、と思うことも、私の勝手な浅ましい欲望なんだ。それが悲しい。

私はいつからこんな事を思うようになってしまったんだろう。

こんな事になるなら認知されなくてよかったのに。

ううん、嘘。嬉しいからこれからも頑張るね。

頑張って、初めてあなたを見た時の純粋な気持ちを忘れずにいます。

 

推しくん、こんな面倒くさいファンでごめんね。